2014年4月28日月曜日

病院と地域住民とのコラボレーション

しばらくぶりの記載です。

いろいろ書きたいことはあるのですが、すぐに時間が経過してしまうため、「またあとで」となってしまいます。でも大事なことなのに忘れてしまいがちで、記録をしっかりしなければいけないと反省しています。


でも今回の事は記載しなければ!と思いました。それだけ、私にとっては記念すべきことです。



4月下旬、私が関わっている「かまくら認知症ネットワーク」と、鎌倉山にある「メンタルホスピタルかまくら山」で、地域連携に関する意見交換会を行いました。

意見交換会にはメンタルホスピタルかまくら山から院長など8名、かまくら認知症ネットワークから5名が参加しました。

内容は主に、認知症病棟入院患者の早期退院支援の話題でした。

ここ5年間で入院の様相が変わりつつあり、現在入院の約半数が認知症の患者さんであること。さらに、BPSD多発期の困難事例はもとより、認知症独居高齢者の退院支援がはかどらずに困っているという話もお聞きしました。

第1回目の意見交換会ですので、顔合わせの意味で、一人一人が順に発言する方式をとりました。入院の状況やスタッフの関わり方、地域でどのように受けていくために活動しているのか、そして今後の認知症を支えるためにお互いが認識しなければならないこと等、普段なかなか大変意義深い話し合いができました。

今後は、早期退院に向けての課題や、具体的な支援策などにつながると良いと思っています。

なお、意見交換会の議事録は当会スタッフはもちろん、行政(鎌倉市、保健所、神奈川県)や医師会などとも共有していく方向となっています。

その他、タウンニュースと鎌倉生活が取材にみえました。


今回のように、地域で活動している地域住民と専門の病院スタッフが双方歩み寄って話し合いの場を持つというのは、とても稀有で先進的な取り組みだと思います。でも患者さんを中心に考えると、そこに関わるさまざまな人がお互いを知ることは、情報共有という意味だけでなくチームとして活動するためには、当たり前のことです。

今回それが個々の患者さんという単位だけでなく、鎌倉地域の認知症をもつ方やその家族、それに関わる方すべての人に対応する大きな単位でのチームとして動いていくきっかけになればと思います。


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