2013年8月12日月曜日

1歳6ヶ月児 健診

先日、1歳6ヶ月児の健診を保健福祉センターで行って来ました。

色々なことをわかりはじめるのがこの頃で、言語、社会性、運動などの発達を評価するうえでの大事な時期なのです。

ここで見逃してしまうと、次回の集団検診は3歳になってしまいます。少し気になる場合は時間をかけて診ていくことが大事なので、3ヶ月後に診療所に来ていただくことをおすすめしています。

またトイレトレーニングなど、大きな意味での社会との接点を作りはじめていく時期ですが、
個人差が多いこともよくあるので、まずは焦らずに少しずつ見ていくことが大事ですとお伝えしています。

「こんにちは」と言うと、笑いながら「はい」と答えてくれる子もいますし、おかあさんにギュッとしがみつく子もいます。そのような姿やコミュニケーションをみて、その子その子の成長を嬉しく感じます。

















2013年8月10日土曜日

NPO法人「遊っ子楽っ子」の講演会 

8月9日、生涯学習センターにて講演会を行わせていただきました。

鎌倉の子育て支援NPO「遊っ子楽っ子」様が企画していただき、
「おかあさんができること~よくある子供の病気と事故について~」
というタイトルでお話をさせていただきました。

インフルエンザ、熱中症、虫さされ、頭を打った時・・・、まだ小さいお子さんをお持ちのおかあさんが、よく出会ったり疑問に思ったりする病気や事故のことについて、どんな時に病院に行ったら良いのか、家で様子をみる時に気をつけることなどについてお伝えしました。

鎌倉地域にお住まいのおかあさんたちに加えて、保健福祉センターの職員の方々も参加され、大変熱心に聞いていただきました。

途中で、消防署にお借りした人形を使い「窒息」の対応と「心肺蘇生」について実習を行いました。
「結構たいへん」という言葉も聞かれましたが、それだけ皆さんが本気でやられていたということですね。私としてはその感覚を覚えていただき、とにかく完璧で無くても良いから直ぐに心臓を押してもらうことの重要性を強調しました。

そして、最後に「おかあさんとおとうさんが 本当のこどものかかりつけ医であり、皆さんの感覚は正しいことが多く、自信を持って育児を楽しんでいって欲しいです」ということをお伝えして終わりにしました。

1時間30分の講演で、会場も熱気にあふれたなかで、みなさんが最期まで参加していただき、そればかりか、講演後にも質問をいくつかいただきました。本当に有難うございました。

また、講演の間、お子さんをお預かりしていただき、おかあさん達が集中できるような環境をつくっていただいた「遊っ子楽っ子」の皆さんに、本当に感謝します。
こうやって、こどもが健全に育つ環境を、世代を超えて作り繋いでいくのですね。本当に素晴らしいです。私もそれに参加する貴重な機会をいただけたこと、本当に感謝します。

これから地域で医療を提供していくにあたり、同じく地域でサポーターがいることに安心し、また私自身ももっと頑張らなければと良い刺激をいただきました。